趣味がねえ
大人なら多くの人が直面する問題だと思います
時間もないし、体力も見る見るうちに減っていって、気づけば布団の上でスマホを弄る毎日。何か日々を彩る趣味があれば・・・。
そんなあなたにおススメの趣味があります。
そう、散歩です。散歩こそが最高の趣味なのです。
というわけで、散歩を始めたことで半引きこもりのような生活を送っていた筆者に起きた変化、そして散歩をおススメする理由を紹介していきます。
趣味は原則としてお金を払って行うものです。
そのため、どのような趣味を持つかはお財布事情と相談することになるのですが、ここで問題が起こりました。
金がありません。私は何を隠そう立派な弱者男性です。仕事のできない、モテない男に高い経済力を求めるのは酷というものです。
ゴルフをしようにもゴルフクラブは新型だと10万円、コース台だけで軽く15000円ほどかかる場合があります。そんな貴族の社交場に足を踏み入れるなど恐れ多いです。
ジム通いも考えましたが、会員制のものだと1月で5000円~10000円もの出費になります。そんなセレブのリムジンパーティのような場所に土足で上がり込むなど首を飛ばされても文句は言えません。
最終的にたどり着いたのが散歩という結論でした。
散歩には道具が要りません。スポーツ系ショップに自慢げに並んでいるやたら高価なシューズもウェアも必要ありません。誰が買っているのでしょうねあれ。
使うのは己の身一つ、そしてジュースを買うための小銭、安物のイヤホン。これだけです。
さらにスポーツと違うのは何の技術も必要ないという点です。スポーツを始めると、多かれ少なかれ技術を問われます。不器用な人だとかえって体を壊したり、上達の遅さに萎えてしまうことも考えられますが、散歩の場合は一度ハマってしまえばモチベーションを維持することは簡単です。
なにせ、技術が要らないのですから。
筆者は筋金入りの不器用で、スポーツは何をやっても殆ど長続きしませんでしたが、散歩だけは今でも続けています。
労力、モチベという意味でもコスパ最強なのです。
当たり前のことを言っているようですが、散歩は健康にいいです。
引きこもり気味の私でさえこなせる運動量なので、さほど疲れません。むしろ散歩は、引きこもりこそ行うべき趣味なのです。
運動は言わば、「最大HPを増やすための作業」です。
皆さん、休日二日、家でダラダラせず毎週遊べと言われたらどのように感じますか?
しんどい!という人は結構多いのではないかと思います。理由は単純です。
遊んだら疲れるからです
たとえそれが遊びであろうとも、人と会ったり遊んだりするだけで体力は削れていくものなのです。これは個人主義が目立つ現代の若者に顕著で、友人と旅行に行った次の日は有給休暇を取得する、といった行動に現れます。
私も未だに派手に遊んだ翌日は休みたくなりますが、最近は例え日曜日であろうとも日帰り旅行などに行けるようになりました。その他の要因もあるのかもしれませんが、私はこれも散歩の成果だと考えています。
自分をほんの少しでも行動的にしたいのであれば、毎週ほんの少しでも散歩をすることをおススメします。冗談抜きで最大HP、行動力が跳ね上がります!
散歩をするうえで結構大事なのは、マップを使わず、なおかつ下調べをしないことです。本当に近所を気ままに探索するのがベストです。髪なんてボサボサで構いません。服も上下黒の不審者コーデでOKです。通報されたらそれはその時です。
皆さん、よく考えてみてください。知らない道を歩いていて知らない店があったとします。
フーン、としか思わないはずです。なぜなら、知らない道に知らない店があるのは当たり前だからです。
しかし、見知った道に知らない店があったらどうでしょうか。「うわっ!いつの間に!」という感じに驚きが生まれますよね!
つまり散歩とは、既知の中に未知を見つける作業なのです。そう、「再発見」です。
ただ歩くだけでは勿論飽きが来てしまいます。再発見による刺激をいかに受け取るのかが散歩を継続するコツだと言えるでしょう。
なので、マップも閉じてぶっつけ本番で歩いてやりましょう!
道に迷ったらどうするかって?そりゃマップを使いますよ当たり前じゃないですか。自力で帰れないのです私は。
散歩の醍醐味といえば新たな店、中でも飲食店との出会いです。私は散歩の中でお気に入りの店を何件も見つけています。勿論グーグルマップなどで調べてしまえば一発・・・なのかも知れませんが、自分の足で見つけた店にふらっと入るのは散歩ならではの楽しみです。(私の場合ほぼラーメン屋でした)
そして、店に来るまでにだいぶ歩いているので、にんにくを増そうが油を増そうが罪悪感無し!
※健康的な散歩がしたい方はマネしないでください
中にはマップには表示されてない知る人ぞ知る名店もあるかも知れませんね!
普段あまり通らない道を目を凝らして探してみるのはいかがでしょうか。
長々と書きましたが、散歩は別に高尚なものではありません。誰もが気が向いたときにフラッと出かけて少し疲れたら帰ってくればいいのです。
ただ、全く外に出る気力が沸かないという方にはぜひおススメします。予定なんかなくてもブラブラする、そんな日があってもいいと私は思います。
ヒカゲ 20代にして自らのスペックの低さから、職場では窓際一直線系男子。趣味はスキーや旅行、漫画やゲームと多種多様です。物を書くのを苦としない特殊な生態をしており、手紙やメールなどの研究中!