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【手紙】還暦祝いの挨拶、メッセージの書き方を例文付きで解説!いつ出す?タブーは?

還暦祝いを送る際は、形式に則ったメッセージ、挨拶を書く必要があります。

という訳で、この記事では還暦祝いの書き方を例文付きで解説いたします!

贈り物に添えれば誠意が伝わるので、還暦祝いのメッセージを書きたい!という方はぜひ覚えていってくださいね。

そもそも還暦祝いとは?

そもそも還暦祝いとはどのようなものなのでしょうか。

還暦祝いとは、数え年で61歳、年齢で60歳をお祝いすることを指します。ただし最近では数え年で60歳で還暦とする家庭もあるので、そこは確認しておきましょう・・・。

還暦祝いに限った話ではありませんが、長寿祝いは贈る時期がとても大切です。記念日や相手の誕生日に絶対に遅れないようにしましょう。最悪、記念日や誕生日を覚えてないのではないかと疑われてしまうかも知れませんからね・・・。

還暦祝いのメッセージの書き方

それでは、さっそく書き方を例文付きで解説していきましょう。

とは言え、基本的な構成は通常の手紙と同じです。ぜひ下記の記事をチェックしてみてくださいね!

手紙の書き方を書き出しから例文付きで解説!覚えてしまえば意外と簡単? – 弱い男の歩き方 (yowaaruki.com)

頭語・挨拶

手紙の基本である頭語と季節の挨拶から入りましょう。それでは例文です。

拝啓 向暑の候、田中様はこの度めでたく還暦をお迎えとのこと、謹んでお祝いを申し上げます

はい、スタンダートな挨拶です。頭語には今回は拝啓を使っています。ポイントは二つあります。

  1. 季節の要素を入れる
  2. 還暦をお祝いしたいということをはっきりさせる

上記の例文には「向暑の候」という夏の始まりを表す単語、そして還暦をお祝いするという旨が書かれています。それによって、季節感と目的が明確になっています。どちらか片方だけでは締まらない印象を与えてしまうかも知れません。

主文

それでは主文です。本題に入っていきましょう。

今でも現役でお仕事をなさっている佐藤様が還暦を迎えられるとは、信じられない思いです。よろしければ、変わらぬ若々しさの秘訣をぜひご教授頂きたいと存じます。

 ささやかではございますが、お祝いの品を別便にてお送りいたしました。お使いいただければ幸いです。

会社の恩師である佐藤さんの還暦をお祝いするというシチュエーションです。

主文に書くべきポイントは3つあります

  • 相手の年齢に驚く
  • 相手をたたえる
  • 贈り物がある場合は最後に書く

長生きを祝福するだけではなく、相手の若々しさを称えるのが何より重要です。相手の状況次第ではありますが、たとえ相手の足腰が悪くとも心の若々しさや、仕事への情熱を褒めることはできますよね。相手の境遇や状況を観察して褒め上手になりましょう!

「もう還暦とは信じられません」は非常に使い勝手がよくメジャーな表現なので覚えておくといいかも知れませんね。

体を心配しておりました。腰は大丈夫ですか?など相手の健康を尋ねる文は控えましょう。気持ちは分かりますが抑えてください・・・。

そして、贈り物がある場合は、主文の最後にその旨を書いてあげましょう。主文の最初から書いてしまうと、贈り物が「主」となる印象を与えてしまいますし、恩着せがましい文になってしまうかも知れません。あくまでメインはお祝いの気持ちですから、気を付けましょう。

なお、相手の元に届く順番は、基本的に還暦祝いの手紙が先で贈り物が後です。

せめて、手紙や書状より先に品物が届いてしまうことが無いようにしましょう。挨拶も無しに突然品物を送られては受け取る側も困惑してしまいます。

末文+結語

主文の次は末文、結語です。早速例文です。

 今後も田中様の一層のご活躍とご健康をお祈りいたします。 敬具

相手の活躍、健康を祈る文を書くのがベストでしょう。ここでも、「病気をしないように」などのネガティブな言葉より「活躍」「健康」といったポジティブな言葉を使うようにしましょう。

結語は「敬具」を使います。

頭語に拝啓を使った時点で「敬具」を使わなければなりませんからね。頭語と結語はセットで使われることが多いので、組み合わせはチェックしておきましょう。

【手紙・文書】頭語と結語の意味や使い分けを詳しく解説!!ビジネスにもプライベートでも使えます – 弱い男の歩き方 (yowaaruki.com)

忌み言葉は使わない

還暦祝いに限った話ではありませんが、手紙や文書には使ってはならない「忌み言葉」が存在します。還暦祝いは年配の方に送る手紙ですので、老いや死を感じさせる言葉は特に避けましょう。

それでは忌み言葉の例を紹介していきます。

死ぬ、折れる、朽ちる、枯れる、倒れる、病気、衰える、寝る、曲がる

代表的なのは上記の言葉です。

前述のとおり、死や病気、衰えを感じさせる言葉が中心ですね。悪意はなくとも使ってしまいそうな言葉もあるので注意しましょう。

相手の健康を案ずる場合も「病気などしないように~」ではなく「これからもご壮健で~」といった調子で表現に注意しましょう。

まとめ

以上、還暦祝いの書き方でした!

手紙の書き方の基本さえ分かっていればそんなに難しくはありません。

最後にポイントをおさらいしておきましょう。

  1. 前文では季節の要素を入れ、さらに還暦祝いであることを明確にする
  2. 相手の年齢に驚き、若々しさを称える
  3. 贈り物がある場合は主文の最後にそれを書く
  4. 忌み言葉を使わない

還暦祝いは普段お世話になっている人に誠意と感謝を伝えるチャンスです!

ルールを守ってしっかり書きましょう!

ここまでお読みいただきありがとうございました。