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【手紙】気持ちが伝わる退院祝い!退院祝いのメッセージの書き方を例文付きで解説

退院祝いのメッセージで、退院した人へ安堵とお祝いの想いを贈りましょう!

大切な人が病気や怪我を克服した喜びをストレートに伝えられるのが退院祝いです。入院中はきっと様々な苦労不安があったでしょう。短いメッセージで相手に気持ちを伝えれば、より相手との距離も縮まることでしょう。

とは言え、手紙で送るのはなかなかハードルが高ですよね。しかも退院祝いを贈る機会はそう多くないため、書き方がよく分からない方も多いと思います。そこで、この記事では退院祝いのメッセージの書き方を例文付きで解説いたします!

退院祝いの基本構成

メッセージの基本構成は以下の通りです。手紙の原則に則って書きましょう。

  1. 頭語・前文
  2. 主文
  3. 末文・結語
  4. 日付・差出人・宛名

手紙の基礎を詳しく知りたい!という方は以下の記事もぜひご覧ください。

手紙の書き方を書き出しから例文付きで解説!覚えてしまえば意外と簡単? – 弱い男の歩き方 (yowaaruki.com)

頭語・前文

まずはメッセージの最初の部分、書出しである頭語・前文からです。

頭語とは、冒頭に付ける決まりきった挨拶のようなものです。アンジェラ・アキのおかげで「拝啓」は有名ですね!

頭語には「拝啓」「急啓」などを使うのが一般的です。ただし、退院祝いでは頭語を使わなくてよいという人も中にはいます。お好みで使うとよいでしょう。

前文では季節の挨拶などは不要です。本人や家族を気遣い、「退院おめでとうございます」という内容をいきなり前文として書いて大丈夫です。退院祝いのメッセージなのに春の桜が!夏の翠嵐が!と書いても困惑されてしまうかもです・・・。

退院おめでとうございます。ご家族の皆様方もさぞお喜びのことと存じます

これくらいの短いメッセージで大丈夫です。

主文

それでは、メインである主文です。ストレートに快気を祝い、今後を労わるメッセージがよいでしょう。

例としては下記のような内容がベターです。

  • 怪我や病気への心配と安堵
  • 療養に専念してほしいという思い
  • 家族へのねぎらい

喜びを伝えるとともに、闘病生活を乗り切った苦労や精神力を褒めると好印象です。

ご家族を心配する文章も盛り込むとより隙のない退院祝いになります!

注意したいのは、たとえ本心であっても「早く職場に復帰してほしい」といった内容は書かないことです。書く場合は、「それでも先ずは療養に専念くださいませ」といった風にフォローを入れましょう。確かに早く復帰するのに越したことはないですが、それではせっかくの退院祝いのメッセージなのに相手にプレッシャーを与えてしまいます・・・。

また、相手の容態がよく分からない場合、尋ねるのもNGです。退院したからといって完治したとは限りません。デリケートな問題なので答えたくないかもしれませんからね。

主文でメッセージ、手紙の印象が決定するといっても過言ではありませんので気合いを入れましょう!

末文・結語

主文の次は末文です。メッセージを綺麗に締めくくりましょう。

まとめの言葉なので、「元気なお姿を見られることを楽しみにしています」「元気になってくれて嬉しいです」などの言葉を書いてあげれば何の問題もないです。退院祝いの趣旨からそれないように気を付けましょう。

会社の上司が相手であれば下記のような末文が一般的です。

また元気なお姿で出社される日を心待ちにしております。まずは退院のお祝いを申し上げます

結語は頭語と対応するものを使う必要があります。「拝啓」を使った場合は「敬具」「急啓」を使った場合は「草々」など、必ず頭語に使った言葉を元に正しい結語を調べて使いましょう。なお、頭語を付けなかった場合は結語も必要ありません。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【手紙・文書】頭語と結語の意味や使い分けを詳しく解説!!ビジネスにもプライベートでも使えます – 弱い男の歩き方 (yowaaruki.com)

退院祝いのメッセージの例文

それでは例文をご紹介いたします。

手紙の例にもれず、差出相手と自分との関係によって文が大きく変わります。なので、目上の人へ送る場合のかしこまった手紙、そして友人や知人へ送る砕けた手紙と、分けてご紹介いたします。

それではいってみましょう!

構成は基本に則り、それぞれ1行挟んで「前文」「主文」「末文」です。

目上の人へのメッセージの場合(ビジネス・恩師など)

はい、割とオーソドックスな文面です。

前文では季節の挨拶を省き、本人と家族を気遣っています。

主文も以下の二点を抑えています

  • 相手を心配していたということ
  • 仕事や学校より体を第一に

そして末文「元気なお姿を見たい」という文で締めましょう!相手を気遣い、回復を祝うのが退院祝いですからね!

親しい人・友人へのメッセージの場合

親しい人へのメッセージです。親しい人が相手であれば一緒に遊んだりといった交流もあると思いますので、人格面に踏み込んだ手紙が書けますね!

頭語、結語は使っていません。あっても無くてもいいです。

この例文では相手の性格や趣味を交えています。目上の人への手紙であれば形式に則るのが無難だと思いますが、友人相手であれば砕けた表現も使って大丈夫です。

あなたらしさ全開で元気よく書いてあげましょう!

忌み言葉を使わないこと

形式に則るだけでなく、退院祝いのメッセージでは忌み言葉を使わないことも大切です。

「忌み言葉」とはその名の通り縁起が悪いため使ってはならない言葉です。いわばNGワードのようなものだと考えていただければいいでしょう。詳しくは下記の記事をご覧ください!(宣伝)

【忌み言葉一覧】忌み言葉の意味、例を解説!葬儀、結婚式などでは必ずチェックしましょう! – 弱い男の歩き方 (yowaaruki.com)

退院祝いでは以下のような言葉が忌み言葉に該当します。

  • 「死ぬ」「苦しい」「四」などの死ぬことを連想させる言葉
  • 「長引く」「長い」「続く」など病気がこれからも続いていくことを連想させる言葉
  • 「再度」「再び」「重ね重ね」など病気が再び発症することを連想させる言葉

例文では「また飲みに行きましょう」という表現を使っていますが、人によっては不安を煽るような目的でなければいいとする本や意見もあるので、正直難しいところですね。実際手紙について詳しく書かれた本でも例文中に「また遊びに行きましょう」くらいなら使っている場合もあるので・・・。

少なくとも「再発しないといいですね」とかは善意でも厳禁です!気を付けましょう。メッセージで不安感を与えてはいけません。

退院祝いを贈る時期

せっかくですので、文面以外でもメッセージを送る時期についても解説いたします。

はっきり言ってしまうと、早ければ早いほどいいです!!

具体的な期間を挙げると、理想は退院後から一週間以内遅くとも10日以内を目標にしてください。相手を心配していたということがしっかり伝わると思います。情報が入ってくるのがそもそも遅かった場合なども、できる範囲で早く送ってあげてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。以上、退院祝いのメッセージの書き方でした。

手紙を書くのは少し手間かも知れませんが、退院後にメッセージを送ればそれだけ相手に「誠意」や「日頃の感謝」を伝えることができます。

皆様も、喜びと安堵をメッセージとしてご本人様に届けてみてはいかがでしょうか。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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